1/4、今年の初ライブ、
~櫻井哲夫 New Year Session ~ @ BLUENOTE 東京
featuring Shiho、宮川純、菰口雄矢
with special guest サイモン・フィリップス
のライブレポートです。
当日は、お正月明けにもかかわらず、1st, 2nd show ともに、大変たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました! お蔭様で、昨年還暦を迎え、新たな気持ちで音楽活動に向かう新年の初ライブとして、とても刺激的で、最高に楽しいセッションをすることができました。参加してくれた素晴らしいミュージシャンの皆さんと、スタッフの皆さん、そして会場で盛り上がって楽しんでくださったお客様に心から感謝!!
ライブは、ベースソロ、Shihoさんとのボーカル&ベース・デュオ、そしてバンド形態で、ギターの菰口雄矢君とキーボードの宮川純君に加えて、スペシャルゲストのサイモン・フィリップスさんがドラムで参加、という構成。
メンバー全員の演奏を聴いて欲しいので、ベースのソロ演奏は、極力短めに。Shihoさんとのデュオ共演はライブではもう4回目ですが、いつも2曲くらいだったのが、今回はレパートリーを増やして4曲。Shihoさんのボーカルの魅力は、迫力あるソウルフルな歌唱力に加えて、心の奥底に響くメッセージの表現力で、ベースだけのシンプルな伴奏によって、より深く彼女の独自の世界に惹きこまれてしまいます。こちらの伴奏が毎回どんなに違っても、全く成り立ってしまう、デュオならではのスリルが最高!
スペシャルゲストのサイモンを含む4人バンド編成では、僕のオリジナル曲の中で、各メンバーの素晴らしい演奏が爆発。菰口君はもう10年位の付き合いですが、僕の書いた泣のギターメロを、さらに彼の泣き方にして、大好きな歌い方で演奏。そして、ギターソロでは高度で繊細のアプローチを駆使して色っぽくかつダイナミックに引き倒してくれました。 昨年から注目していた初対面のキーボードの宮川君は、初めて演奏する楽曲のポイントをしっかり押さえながら、ジャズ的アプローチの様々なソロを天性のR&B的なグルーブ感を軸に展開するところがとても魅了的。二人とも演奏姿がとてもかっこ良い! そして、初共演のサイモンさん。実は、12/4に火事で家が全焼してしまうという大災害にあったばかりで、今回のセッション実現も危ぶまれましたが、今回のセッション曲をしっかり予習して、当日リハにもかかわらず、本番は、ほとんど譜面を見ないで、4曲の演奏曲をそれぞれ、サイモン流のドラムアンサンブルにまとめ直して演奏してくれました。その世界トップクラスのグルーヴの安定感は群を抜いていて、リズムパートナーのベーシストとしては恐悦至極。偶然にも彼は同い年。48年間ベースを弾き続けてきて、こんな素晴らしいドラマーと出会えるなんて本当に嬉しく思いました。特にオリジナルでデニスが演奏した曲のドラムソロでは、サイモン流の聞き応えのある複雑怪奇なアプローチをたっぷり熱演してくれて、会場を沸かせてくれました!
華やかな仕事始めでスタートした、2018年。参加してくれた素晴らしいミュージシャン、スタッフ、お客様たちとともに、健康で元気に、思い切り音楽活動したいと思います!ありがとうございました!!